第16問
複数個の同一製品を、同じ機能を持った設備A またはB を利用して加工処理し ている工程がある。この工程には 名の作業者がおり、次のような手順で製品を加 工処理している。 <製品の処理手順> .手空きになっている;加工処理が行われていないIいずれかの設備に、作業 者によって製品がセットされる。セットには秒かかる。 .セットされた製品は、直ちに設備で自動的に加工処理される。加工処理に は20 秒かかる。 .加工が終わった製品は、作業者によって設備から取り出される。製品の取 り出しには秒かかる。 .取り出された製品は、作業者によって検査が行われて製品の処理が完了す る。検査には秒かかる。 次ページの表は、この工程でつの製品が処理される過程を連合作業分析した結 果である。この作業において90 秒の総作業時間を短縮するために、連合作業分析 表の 列目;作業者の欄Iに示された作業番号④、⑤、⑥、⑦、⑧の作業を⑦或⑤或 ⑧或④或⑥の順序に変更することを考える。この変更によって短縮される時間の最 大値として、最も適切なものを次ページの解答群から選べ。なお、作業者と設備 A、B のそれぞれは、同時に複数個の製品を処理することはできない。 DKJC-1D 12 連合作業分析表 製品の取り出し ⑪製品の取り出し ⑫製品の検査 90 20 10 経過時間 (秒) 70 製品の取り出し ⑨製品の取り出し ⑩製品の検査 80 作業者 ①製品 を設備A にセット ②製品 を設備B にセット 60 製品 の加工 製品 のセット 設備A 製品 の加工 製品 のセット 設備B 製品の加工 ⑧製品を設備B にセット 製品の加工 30 ③製品 の取り出し 製品 の取り出し ④製品 の検査 製品 の取り出し ⑤製品 の取り出し 40 ⑥製品 の検査 製品のセット ⑦製品を設備A にセット 50 製品のセット U解答群W
- ア 秒
- イ 10 秒
- ウ 15 秒
- エ 20 秒 DKJC-1D
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正解:ウ
解答:ウ
作業者1名が2台の設備A・Bを受け持ち、製品をセット(5秒)→設備で自動加工(20秒)→取り出し(5秒)→検査(5秒)の手順で処理する連合作業(マン・マシンチャート)の問題。設備の自動加工中は作業者が手空きとなるため、その手空き時間を使ってもう一方の設備の段取り・検査を行うように作業者側の作業順序(④⑤⑥⑦⑧)を ⑦→⑤→⑧→④→⑥ に並べ替え、総作業時間(90秒)からどれだけ短縮できるかを問う。
連合作業分析では、設備の自動加工時間(20秒)の間に作業者の作業(取り出し・検査・他方へのセット)を割り付けることで、作業者と設備双方の手待ちを減らし、サイクルタイムを短縮する。並べ替えにより、もう一方の設備のセットを早めて加工開始を前倒しでき、待ち時間の重なりを解消できる。本問のケースでは、この作業順序変更によって短縮できる時間の最大値は 15秒 となる。
- ア(×):7秒。並べ替えによる短縮効果を過小に見積もっており、最大値ではない。
- イ(×):10秒。同様に最大短縮時間と一致しない。
- ウ(○):15秒。作業順序変更で手待ちが解消され、総作業時間が90秒から75秒へ短縮される最大値。
- エ(×):20秒。設備の加工時間と同じだが、ここまでは短縮できず過大。
よって ウ。