企業経営理論 H27年度 第20問

第20問

組織は、ときに環境変化に対して抵抗することがある。組織が変化へ抵抗する理 由として、最も不適切なものはどれか。

  1. 個人が変革を志向していたとしても、グループの規範がこれを抑制する慣性を もつから。
  2. 組織が有する公式化されたルールが、既存のルールに従うよう組織メンバーを 社会化するから。
  3. 組織固有の特殊スキルを持つグループが、組織の外部へと専門家ネットワーク を広げているから。
  4. 組織内で大きな予算を有し決定権限を持つグループが、自らの利益や権力を守 ろうとするから。
  5. 組織を構成するサブシステムが存在するため、変化が部分的なものにとどまり がちになるから。 DKJC-1C
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正解:

解答:ウ

組織が環境変化に抵抗する(組織慣性が働く)理由を問う「最も不適切」型。慣性の源泉には、集団規範、公式ルールによる社会化、既得権益の保護、サブシステムの部分最適などがある。正解は抵抗の理由になっていない記述。

  • ア(○):個人が変革を望んでも、所属グループの規範が同調圧力として変革を抑制する。集団規範による慣性であり、抵抗の理由として適切。
  • イ(○):公式化された規則が、メンバーを既存ルールへ従わせるよう社会化する。組織の公式化が慣性を生む典型例で、抵抗の理由として適切。
  • ウ(×):特殊スキルを持つグループが組織の外部へ専門家ネットワークを広げることは、外部の新知識・新情報を取り込むルートとなり、むしろ変化を促進・受容しやすくする方向に働く。変化への「抵抗」の理由としては不適切。
  • エ(○):大きな予算と決定権限を持つグループが自らの利益・権力を守ろうとする(既得権益の防衛)のは、変革への抵抗の代表的理由。適切。
  • オ(○):組織は複数のサブシステムから成るため、変化が一部にとどまり全体に及ばず、結果として変化が骨抜きになる。抵抗の理由として適切。

よって

#組織行動・コミットメント

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