第10問
特定の資産を費用化することによる財務比率への影響に関する記述として、最も 適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。なお、純利益は自己資本よりも 小さいものとする。 a 他の条件を一定とすると、自己資本純利益率は不変である。 b 他の条件を一定とすると、総資本純利益率は下落する。 c 他の条件を一定とすると、負債比率は上昇する。 d 他の条件を一定とすると、流動比率は上昇する。 V解答群X
- ア aとb
- イ aとc
- ウ bとc
- エ bとd
- オ cとd DKJC-1B
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正解:ウ
解答:ウ
資産の費用化(評価減・除却等)は、費用増加により純利益が減少し、同額だけ資産と自己資本(利益剰余金)が減少する。負債は変化しない。
- a(×):自己資本純利益率(純利益/自己資本)は、純利益と自己資本が同額ずつ減少する。純利益<自己資本という前提では、分子の減少率が分母の減少率より大きくなるため比率は下落する。「不変」は誤り。
- b(○):総資本純利益率(純利益/総資本)は、純利益・総資本がともに同額減少するが、純利益<総資本のため比率は下落する。正しい。
- c(○):負債比率(負債/自己資本)は、負債不変・自己資本減少により上昇する。正しい。
- d(×):流動比率は、費用化の対象が固定資産であれば流動資産は変わらず不変、流動資産であれば低下する。いずれにせよ上昇はしない。誤り。
正しいのはbとc。よって ウ。