第7問
投資理論に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
- ア インズ型投資理論では、企業は資本の限界効率がゼロとなるところに投資水 準を決める。
- イ 資本の限界生産物は資本の水準が高まるにつれて逓減すると仮定すれば、新古 典派の投資理論では、資本の使用者費用の増加は投資を減らすと考えられる。
- ウ 資本の限界生産物は資本の水準が高まるにつれて逓減すると仮定すれば、新古 典派の投資理論では、生産技術の進歩による資本の限界生産物の増加は投資を増 やすと考えられる。
- エ 投資の加速度原理では、GDP の成長が高いときには投資も増えるとされる。 DKJC-1A
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正解:ア
解答:ア
〔リード〕本問は「最も不適切なもの」を選ぶ。各投資理論の基本を確認する。
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ケインズの投資理論(限界効率論):投資の限界効率(予想収益率)と利子率が一致するまで投資を行う(限界効率=利子率)。
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新古典派の投資理論:資本の限界生産物=資本の使用者費用(資本コスト)となるまで投資。限界生産物逓減を前提とすると、使用者費用の上昇は最適資本量を減らし投資を減らす。
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加速度原理:投資は産出(GDP)の増加に比例。成長率が高いほど投資も増える。
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ア(×・最も不適切):ケインズ型投資理論では、企業は「資本の限界効率=利子率」となる水準で投資を決める。「資本の限界効率がゼロとなるところ」ではない。誤りなのでこれが正解。
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イ(○):限界生産物逓減の下で、資本の使用者費用(資本コスト)の増加は最適資本ストックを減らし投資を減らす。新古典派理論として正しい。
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ウ(○):生産技術の進歩で資本の限界生産物が高まれば最適資本ストックが増え、投資は増える。正しい。
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エ(○):加速度原理では GDP 成長が高いとき投資も増える。正しい。
よって(最も不適切なものは)ア。