企業経営理論 H26年度 第11問

第11問

スタートアップ段階のベンチャー企業A 社は、将来の成長ステージについて段 階を追って計画を立て、達成目標と時期を明確にしたマイルストーンの明示を真剣 に考えている。同社は成果が出るまでに数年を要すると考えて、累積的なキャッシ ュフローはJ カーブ曲線を描くと予想し、それを経営の根幹に位置付けて計画を検 討している。累積的なキャッシュフローが描くJ カーブ曲線に関する記述として、 最も適切なものはどれか。

  1. 新製品・サービスが意図した通りのプロセスで開発できるかどうかのリスクを 示し、アイデアの創出から市場投入までの商業化段階での効果を指す。
  2. 新製品・サービスが意図した通りのプロセスで開発できるかどうかのリスクを 示し、市場投入前の先行投資であるサポートコストの影響を受ける。
  3. 新製品・サービスが顧客の望む数量や価格水準で受け入れられるかどうかのリ スクを示し、市場投入後の再投資を含むスタートアップコストの影響も受ける。
  4. 新製品・サービスの開発、生産、販売などを予想通り行えるかどうかのリスク を示し、商品の市場投入までの時間と量産までの時間の両方から影響を受ける。 DKJC-1C
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正解:

解答:エ

累積キャッシュフローのJカーブは、立ち上げ期に先行投資(開発・生産・販売の準備)でキャッシュフローがいったん大きくマイナスに落ち込み、その後事業が軌道に乗って回収が進み上向く軌跡を描く。開発・生産・販売を予定通り遂行できるかというリスクと、市場投入までの時間・量産までの時間の両方の影響を受ける。

  • ア(×):「開発できるかのリスク」だけに限定し、対象を商業化段階の効果としており、Jカーブが受ける開発・生産・販売全般および投入・量産までの時間の影響を捉えていない。不十分。
  • イ(×):同じく開発できるかのリスクに限定し、サポートコストの影響に絞っており、Jカーブの全体像を表していない。
  • ウ(×):顧客の需要(数量・価格)面のリスクとスタートアップコストに焦点を当てており、開発・生産・販売を遂行できるかという軸と投入・量産までの時間の両面を捉えていない。
  • エ(○):新製品・サービスの開発・生産・販売を予想通り行えるかのリスクを示し、市場投入までの時間と量産までの時間の両方から影響を受けるという記述が、Jカーブの説明として最も適切。

よって

#製品・ブランド戦略

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