企業経営理論 H26年度 第10問

第10問

創業間もないベンチャー企業は、新製品や新サービスを受け入れる市場が一様で はなく、いくつかの異なったグループによって構成されていることに着目する必要 がある。新製品・サービスの販売に悪戦苦闘する場合にみられる「市場の断層?キャ ズム@」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 新しいモノ好きの層?イノベーター@や目利きの層?アーリー・アドプター@には 受け入れられても、いかに流行に敏感な層?アーリー・マジョリティー@に受け入 れられるかが課題である。
  2. 新しいモノ好きの層?イノベーター@や流行に敏感な層?アーリー・マジョリテ ィー@には受け入れられても、いかに無関心の層?ラガード@に受け入れられるか が課題である。
  3. 流行に敏感な層?アーリー・マジョリティー@には一時的に受け入れられても、 新しいモノ好きの層?イノベーター@には受け入れられないという問題である。
  4. 流行に敏感な層?アーリー・マジョリティー@の反応を見て、新しいモノ好きの 層?イノベーター@や目利きの層?アーリー・アドプター@の反応を勘違いして判断 してしまう問題である。
  5. 流行に敏感な層?アーリー・マジョリティー@や流行を後追いする層?レイト・ マジョリティー@には受け入れられても、いかに無関心の層?ラガード@に受け入 れられるかが課題である。 DKJC-1C
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正解:

解答:ア

キャズム(G.ムーア)は、普及プロセスにおける初期市場(イノベーター+アーリー・アドプター)とメインストリーム市場(アーリー・マジョリティー以降)の間に横たわる深い断層を指す。この溝を越えられるかが普及の最大の課題となる。

  • ア(○):新しいモノ好きのイノベーターや目利きのアーリー・アドプターには受け入れられても、その先のアーリー・マジョリティーに受け入れられるかが課題、という記述がキャズムの説明として正しい。適切。
  • イ(×):キャズムはアーリー・アドプターとアーリー・マジョリティーの間の溝であり、ラガード(最後の無関心層)に受け入れられるかを課題とするのは誤り。また初期層にアーリー・マジョリティーを含めている点も誤り。
  • ウ(×):キャズムは初期市場に受け入れられた後にメインストリームへ越えられるかの問題。アーリー・マジョリティーに受け入れられてもイノベーターに受け入れられない、という普及順序が逆の記述で誤り。
  • エ(×):アーリー・マジョリティーの反応からイノベーター等の反応を勘違いするという記述は、キャズム(初期市場とメイン市場の断層)の説明になっておらず誤り。
  • オ(×):アーリー・マジョリティーやレイト・マジョリティーに受け入れられた後にラガードへ、という記述で、キャズム(アーリー・アドプターとアーリー・マジョリティーの間の溝)の位置付けが誤り。

よって

#製品・ブランド戦略

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