第2問
産業内で他社との競争状態に影響を及ぼす要因に関する記述として、最も適切な ものはどれか。
- ア 企業数とともに産業内で企業の規模がどのように分布しているかは、企業間の 競争と利益に影響を与える。
- イ 企業の固定費や在庫費が高ければ、供給量の増加に伴う追加費用も相対的に大 きく、競争は緩和しやすい。
- ウ 産業からの撤退にあたって何らかの障害があれば、産業の成長が鈍化しても競 争は緩和しやすい。
- エ 漸進的な生産能力の拡張ができない場合には、生産設備の増強によって一時的 に競争は緩和しやすい。
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正解:ア
解答:ア
ポーターの既存企業間の敵対関係(競争)を強める要因に関する問題。企業数の多寡と規模分布(集中度)は競争の激しさと収益性を左右する。
- ア(○):競争業者の数とその規模分布(業界の集中度・バランス)は、企業間の競争の強さと利益水準に影響を与える。多数で同規模が拮抗するほど競争は激しくなる。適切。
- イ(×):固定費や在庫費が高いと、稼働率を上げて固定費を回収しようとする圧力から値下げ競争が生じやすく、競争は激化(緩和ではなく激化)する。
- ウ(×):撤退障壁があると、収益が悪化した企業も業界に居座り続けるため過剰供給が解消されず、競争は激化しやすい。緩和ではない。
- エ(×):生産能力を漸進的に小刻みに拡張できず大きな単位でしか増強できない場合、増設のたびに供給過剰となり競争は激化しやすい。緩和とするのは誤り。
よって ア。