第21問
資本市場理論におけるベータ値に関する説明として、最も不適切なものはどれ か。
- ア 個々の証券の収益率の全変動におけるアンシステマティック・リスクを測定す る値である。
- イ 市場全体の変動に対して個々の証券の収益率がどの程度変動するかの感応度を 表す値である。
- ウ 市場ポートフォリオのベータ値は である。
- エ ベータ値は理論上マイナスの値もとりうる。
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正解:ア
解答:ア
ベータ(β)値は、市場全体の変動に対する個別証券の収益率の感応度を表し、「システマティック・リスク(分散不能なリスク)」を測定する指標である。アンシステマティック・リスク(個別リスク)は分散投資で消去でき、βとは無関係。最も不適切なものを選ぶ。
- ア(×=不適切):βは「アンシステマティック・リスクを測定する値」としているが、実際はシステマティック・リスクを測定する。誤り。これが正解。
- イ(○=適切):市場全体の変動に対する個別証券収益率の感応度を表す、というβの定義そのもの。正しい。
- ウ(○=適切):市場ポートフォリオのβ値は1である。正しい。
- エ(○=適切):市場と逆相関する証券では、理論上βがマイナスの値もとりうる。正しい。
よって最も不適切な ア。