第23問
賃金に関する基本用語の定義として、最も不適切なものはどれか。
- ア 基本給は、毎月支払われる賃金の中で最も基本的な部分を占め、年齢、学歴、 勤続年数、経験、能力、資格、地位、職務、業績など、労働者本人の属性又は労 働者の従事する職務に伴う要素によって算定される賃金で、原則として同じ賃金 体系が適用される労働者全員に支給されるものをいう。
- イ 賞与は、ボーナス、一時金、期末手当などの呼称で呼ばれることがあるが、労 働基準法上の賞与は、定期又は臨時に、原則として労働者の勤務成績及び経営状 態等に応じて支給されるものであって、その額があらかじめ確定されていないも のをいう。
- ウ 定期昇給は、あらかじめ定められた賃金表がある場合にはそれに基づいて、賃 金表がない場合には、年齢や勤続年数、考課査定などをもとに、毎年 回以上定 期的に個別賃金を引き上げるものであるのに対し、ベースアップは賃金水準を底 上げするもので、賃金表がある場合には賃金表そのものを書き換えることにより 行われる。
- エ モデル賃金とは、学制どおりに進級して正規に学校を卒業し、直ちに入社して 引き続き同一企業に勤務し、その後標準的に昇進・昇格、昇給して、世帯形成も 標準的に経過している標準者の賃金カーブをいう。
- オ 労働基準法上の平均賃金は、その算定事由の発生した日以前カ月間にその労 働者に支払われた賃金の総額を、その期間の所定労働日数で除した金額のことで あり、解雇予告手当や休業手当、業務上の災害における災害補償の計算等に用い る。 DKJC-1C
▼ 解答・解説を見る
正解:オ
解答:オ
賃金に関する基本用語の定義を問う。最も不適切なものを選ぶ。
- ア(×=適切):基本給は毎月支払われる賃金の最も基本的な部分で、労働者本人の属性や職務に伴う要素で算定され、同一賃金体系の労働者全員に支給される、は妥当な定義。
- イ(×=適切):賞与は勤務成績・経営状態等に応じて支給され、額があらかじめ確定されていないもの、という労基法上の整理どおり。
- ウ(×=適切):定期昇給とベースアップ(賃金表そのものの書換えによる水準の底上げ)の区別として正確。
- エ(×=適切):モデル賃金は標準者の賃金カーブを示すもの、という定義として妥当。
- オ(○=最も不適切):平均賃金は、算定事由発生日以前3か月間に支払われた賃金総額を、その期間の「総日数(暦日数)」で除して求めるのが原則。「所定労働日数で除す」としている点が誤り(最も不適切)。
よって オ。