経済学・経済政策 H24年度 第3問

第3問

下図は、 つの国について、物価上昇率と失業率の関係を見るために作成された ものである。なお、統計は、2000 年〜2010 年暦年と2011 年Q1 〜Q3 の四半期 データにもとづき、中国のみは2010 年までのデータである。 これらの図の説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 V解答群X

  1. メリカのデータには、失業率と物価上昇率との間に負の相関が緩やかに見 てとれるので、オークンの法則が部分的には満たされている。
  2. 英国のデータは、短期的なフィリップス曲線の有する典型的な特性とは異な る姿を示している。 DKJC-1A
  3. 中国のデータは、ペティー= クラークの法則が示した物価上昇率の停滞を表 す状況を示している。
  4. ブラジルのデータによれば、物価上昇率と失業率の値がともに10 %を超え ていたが、こうした状況はリフレーションといわれる。
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正解:

解答:イ

〔リード〕短期フィリップス曲線は、物価上昇率(インフレ率)と失業率の間に右下がりの負の相関(トレードオフ)があることを示す。各選択肢は法則の名称と内容の対応が正しいかを問う。

  • ア(×):失業率と物価上昇率の負の相関は「フィリップス曲線」が示す関係である。オークンの法則は失業率とGDP(産出量)成長率の関係を表すものであり、法則の取り違えがある。
  • イ(○):英国のデータが右下がりの典型的フィリップス曲線とは異なる姿を示しているという記述は、図から読み取れる説明として最も適切である。
  • ウ(×):ペティ=クラークの法則は経済発展に伴い産業の比重が第1次→第2次→第3次産業へ移行することを示す法則であり、物価上昇率の停滞とは無関係。
  • エ(×):物価上昇率と失業率がともに高い状態は「スタグフレーション」と呼ばれる。リフレーション(リフレ)はデフレ脱却を目指す緩やかな物価上昇政策・状態を指し、用語が誤り。

よって

#GDP・国民経済計算#物価・インフレ#フィリップス曲線・失業

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