第2問
企業の多角化に関する分析フレームワークについての記述として、最も適切なも のはどれか。
- ア 外的な成長誘引は、通常、企業を新たな事業へと参入させる外部環境の機会も しくは脅威のことである。
- イ 事業拡大への誘引と障害は、通常、企業の多角化形態や将来の収益性の基礎に までは影響しない。
- ウ 新規事業への進出は、通常、当該企業の中核事業から始まり、マーケットシェ
- エ を維持するために行われる。
- オ 内的な成長誘引は、通常、企業を多角化へと向かわせる企業内部の条件のこと であり、多くの場合、防御的な性格を持ち、自社の内部資源を最大限に活用した いという企業の欲求から生じる。
- 防御的な多角化は、通常、当初の市場において変化するニーズに当該企業の技 術が適応していると判断した場合に行われる。 DKJC-1C
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正解:ア
解答:ア
〔リード〕多角化の誘引は、外部環境の機会・脅威からくる「外的誘引」と、内部資源活用の欲求などからくる「内的誘引」に分けて整理する(ルメルト等の分析枠組み)。
- ア(○):外的な成長誘引とは、企業を新事業へ参入させる外部環境の機会または脅威のことである。定義として適切。
- イ(×):事業拡大への誘引と障害は、多角化の形態や将来の収益性の基礎にまで影響する。「影響しない」は誤り。
- ウ(×):新規事業への進出は中核事業から始まるとは限らず、その目的もシェア維持に限定されない。記述が一面的で不適切。
- エ(×):内的な成長誘引は内部資源の積極的活用への欲求から生じるもので、本来は攻撃的・積極的な性格を持つ。「多くの場合、防御的な性格を持つ」は不適切。
- オ(×):防御的な多角化は、当初の市場で自社技術がニーズ変化に適応「できなくなった」と判断した場合に行われる。記述が逆。
よって ア。