第11問
次の文章の空欄AとBに入る最も適切な語句の組み合わせを下記の解答群から選 べ。 中小企業白書(2009年版)では、中小企業の賃金体系は大企業の賃金体系に比べ 年功主義よりも成果主義の性格が A と指摘されている。例えば、厚生労 働省「平成19年賃金構造基本統計調査」に基づき、規模別製造業・非製造業別正 社員の賃金カーブを見ても、18~19歳の階層を基点に、大企業では製造業、非製 造業とも50~54歳の階層まで、中小企業では製造業で45~49歳、非製造業で 40~44歳の階層までは、一貫して年齢が高くなるほど賃金が上昇しているが、中 小企業のほうが上昇のスピードは B である。もっとも、年功主義と成果主 義にはそれぞれメリットとデメリットがあり、賃金体系が従業員のモチベーション に与える影響は大きいことから、中小企業経営者は従業員の意識や仕事ぶりをしっ かりと把握したうえで、年功主義と成果主義の要素を適切に組み合わせた自社に適 した賃金体系を構築していくことが重要であると考えられる。
- ア A:強 い B:急
- イ A:強 い B:緩やか
- ウ A:弱 い B:急
- エ A:弱 い B:緩やか ― 12― ◇M7(295―175)
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正解:イ
解答:イ
〔リード〕中小企業白書(2009年版)の指摘。中小企業の賃金体系は大企業より年功主義よりも成果主義の性格が「強い」。賃金構造基本統計調査の賃金カーブでも、中小企業は早い年齢でピークを迎え、賃金上昇のスピードは大企業より「緩やか」である。A=強い、B=緩やか。
- ア(×):B=急が誤り。中小企業の賃金上昇スピードは大企業より緩やか(賃金カーブが寝ている)。
- イ(○):A=強い、B=緩やか。中小企業は成果主義的性格が相対的に強く、年功による賃金上昇は緩やか。問題文の「45~49歳・40~44歳でピーク」という早期頭打ちとも整合。正しい。
- ウ(×):A=弱いが誤り。成果主義の性格はむしろ強い。
- エ(×):A=弱いが誤り。B=緩やかは正しいが組み合わせとして不適。
よって イ。