第17問
標準時間に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
- ア PTS 法や標準時間資料法では、正味時間を算定する際にレイティングの操作 を行う必要がある。
- イ 標準時間は正味時間と余裕時間の和として構成され、内掛け法で算出された余 裕率を利用する際には、正味時間× 1-余裕率によって計算される。
- ウ 標準時間は生産計画の立案に利用されるだけでなく、生産活動の進捗管理や改 善を行う際にも利用される。
- エ 標準時間は、その仕事に適性をもった習熟した作業者が、所定の作業条件のも とで、適切な余裕をもち、正常な作業ペースで仕事を遂行するのに必要となる時 間である。 ― 8― ◇M4(557―97)
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正解:ア
解答:ア
〔リード〕標準時間=正味時間+余裕時間。観測法(ストップウォッチ法)では実測値にレイティングで正常化するが、PTS法や標準時間資料法は既定の標準値を用いるためレイティングが不要、という点が問われている。
- ア(×):PTS法(既定時間標準法)や標準時間資料法は、あらかじめ定められた標準データを用いて正味時間を合成・算定するため、観測値の正常化に用いる「レイティング」の操作は不要。「レイティングが必要」は誤り(必要なのはストップウォッチ法など実測法)。
- イ(○):標準時間は正味時間と余裕時間の和。内掛け法では余裕率=余裕時間÷標準時間で定義されるため、標準時間=正味時間÷(1-余裕率)で算出する。内掛け法の余裕率を用いる際の計算として妥当(外掛け法は正味時間×(1+余裕率))。
- ウ(○):標準時間は生産計画の立案だけでなく、進捗管理や作業改善の基準としても利用される。妥当。
- エ(○):標準時間の定義は「その仕事に適性をもつ習熟した作業者が、所定の作業条件のもとで、適切な余裕をもち、正常な作業ペースで仕事を遂行するのに必要な時間」。妥当。
よって ア。