第8問
製品設計に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
- ア 環境に配慮した製品設計では、製品の製造におけるエネルギー消費の環境に対 する負荷を積算して環境に対するインパクトを評価するLCA が重要である。
- イ 製造物責任(PL)の理念、目的は、損害賠償という事後的救済を強化するだけ でなく、欠陥製品事故を未然に防止し、消費者の製品への信頼を高めることにあ る。
- ウ 製品開発段階では、製品に要求される製品機能、性能、品質を満たすだけでな く、製造工程の生産性向上、製品欠陥への消費者の保護、地球環境負荷の低減な ど製品開発後を強く意識した製品設計が求められる。
- エ 製品構造の単純化は、多種の製品を少種の部品で実現することにより、考慮す べき総部品点数の低減、生産工程の単純化が図れるため、作りやすい製品設計の 基本として重要である。 ― 3― ◇M4(557―92)
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正解:ア
解答:ア
〔リード〕製品設計(環境配慮設計・PL・製品構造の単純化など)に関する設問。LCAの定義の正確さがポイント。
- ア(×):LCA(ライフサイクルアセスメント)は、製造段階のエネルギー消費だけでなく、原材料の採取・製造・流通・使用・廃棄・リサイクルに至る製品ライフサイクル全体の環境負荷を積算・評価する手法。「製造におけるエネルギー消費」に限定した記述は不適切。
- イ(○):PL(製造物責任)の理念・目的は、損害賠償という事後的救済の強化にとどまらず、欠陥製品事故を未然防止し消費者の信頼を高めることにある。妥当。
- ウ(○):製品開発段階では、要求機能・性能・品質の充足だけでなく、生産性向上・消費者保護・環境負荷低減など製品開発後を意識した設計(フロントローディング)が求められる。妥当。
- エ(○):製品構造の単純化は、少種の部品で多種の製品を実現し、総部品点数の低減・生産工程の単純化を図れるため、作りやすい設計の基本として重要。妥当。
よって ア。