第21問
ある企業ではインターネットを通じて商品販売をしている。そのデータ処理の信 頼性を高めるために、データ同期レプリケーションでゼロデータロスを実現した い。この実現形態として最も適切なものはどれか。
- ア RAIDのミラーリングでデータ同期レプリケーションを実現する。
- イ 複数のハードディスクに対して相互に書き込み完了を確認し合う形態によっ て、データ書き込みを完全二重化する。
- ウ マスターシステムの更新完了後に、予備システムにデータを転送して更新させ る形態のデータ同期レプリケーションにする。
- エ マスターシステムのハードディスクへの書き込みに失敗した場合にも、予備シ ステムで処理を継続できるようにする。 ― 19― ◇M6(557―161)
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正解:イ
解答:イ
〔リード〕「データ同期レプリケーションでゼロデータロス」を実現する形態を問う。同期レプリケーションとは、複数の格納先すべてへの書き込み完了を確認してから処理を完了とする方式で、障害時もデータ欠損(データロス)が生じない。
- ア(×):RAID1(ミラーリング)は1台のシステム内の同一筐体・同一サイト内でのディスク二重化であり、システム間のデータ同期レプリケーションとは異なる。サイト障害等には対応できず、設問の趣旨に最適とは言えない。
- イ(○):複数のハードディスク(システム)に対し相互に書き込み完了を確認し合い、書き込みを完全二重化する形態は、まさに同期レプリケーション。両系への書き込み完了を待つためゼロデータロスを実現できる。妥当。
- ウ(×):マスター更新「完了後」に予備へ転送・更新する形態は非同期レプリケーション。マスター更新後・予備転送前の障害でデータロスが生じうるため、ゼロデータロスにならない。
- エ(×):障害時の処理継続性(可用性)の記述であり、書き込み二重化によるデータ同期そのものを述べておらず、ゼロデータロスの実現形態として不適。
よって イ。