第3問
次の文中の下線部の原因について、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 一般にサービスの価格も需要と供給の関係において決まるが、中小企業庁「サー ビスの生産性向上に関する実態調査(2007年11月)」によると、回答企業の約社 に社が自社の提供するサービスの品質や価値が価格に対して「あまり反映されて いない」あるいは「まったく反映されていない」と回答している。サービスの品質や 価値が価格に反映できていない原因については、「価格競争の激化」をあげる企業が 最も多いが、対消費者サービスと、対事業所サービスでは異なる点も見られる。
- ア 対消費者サービスにおいては「業界の慣行や慣例による制約」をあげる企業が 多いのに対し、対事業所サービスでは「業界の慣行や慣例による制約」をあげる 企業は少ない。
- イ 対消費者サービスにおいては「景気の低迷」をあげる企業が多いのに対し、対 事業所サービスでは「取引先の一方的な価格要求」をあげる企業が多い。
- ウ 対消費者サービスにおいては「需要の減少」をあげる企業が多いのに対し、対 事業所サービスでは「法律、規制等の制約」をあげる企業が多い。
- エ 対消費者サービスにおいては「品質と価格は関係ない」とする企業が多いのに 対し、対事業所サービスでは「契約内容のあいまいさ」をあげる企業が多い。 ― 4― ◇M7(557―171)
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正解:イ
解答:イ
中小企業庁「サービスの生産性向上に関する実態調査(2007年11月)」に基づき、サービスの品質・価値が価格に反映できない原因のうち、対消費者サービスと対事業所サービスの違いを問う設問。全体では「価格競争の激化」が最多だが、その次に多い要因に両者で差がある。対消費者サービスは最終需要に直結するため「景気の低迷」が、対事業所サービスは取引上の力関係を背景に「取引先の一方的な価格要求」が相対的に多い。
- ア(×):「業界の慣行・慣例による制約」が対消費者で多く対事業所で少ない、という対比は調査結果に合致しない。
- イ(○):対消費者サービスは「景気の低迷」、対事業所サービスは「取引先の一方的な価格要求」が多いという対比で適切。
- ウ(×):「需要の減少」「法律・規制等の制約」を主因とする対比ではない。
- エ(×):「品質と価格は関係ない」「契約内容のあいまいさ」を主因とする対比ではない。
よって イ。