第21問
システム開発プロジェクト管理の方法として、EVM(Earned Value Management)が使われる。これについて、最も適切なものはどれか。
- ア RAD のような短期間の開発プロジェクト管理に向く方法である。
- イ 作業単位をコストに変換するので、この変換精度が悪いと進ちょく度の把握に 狂いが生じる。
- ウ 全工程の10%程度が完了した段階でプロジェクト完了の時期とコストをかな りの精度で予測できる。
- エ プロジェクト全体を見渡しやすい小規模なプロジェクトでの適用に向いている が、大規模なプロジェクトには向かない。
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正解:イ
解答:イ
〔EVM(アーンドバリュー・マネジメント)〕EVMは、計画値(PV)・出来高(EV)・実コスト(AC)を金額(コスト)の尺度に統一して、進捗とコストを定量的に管理する手法。
- ア(×):EVMはむしろ大規模・長期プロジェクトでこそ進捗とコストの差異を把握する効果が大きい。RADのような短期開発専用の手法ではない。
- イ(○):EVMは作業の出来高をコストに換算(金額化)して評価するため、その変換(出来高の見積り・金額化)の精度が低いと、進捗度の把握自体に誤差が生じる。EVMの本質的な留意点を述べた妥当な記述。
- ウ(×):ごく初期(10%程度)の進捗だけで完了時期・コストを高い精度で予測できるわけではない。一定割合まで進んでから傾向に基づき予測する手法であり、過大評価。
- エ(×):EVMは全体像を金額で俯瞰でき、規模が大きいプロジェクトの管理にも適する。「大規模には向かない」は誤り。
よってイ。