第14問
ある投資家は、X株式とY株式の銘柄のうち、リスクの低い方に投資資金の 60%を、リスクの高い方に投資資金の40%を投資しようとしている。この投資 家は、各銘柄のβ 係数、安全利子率、および市場期待収益率について、以下のと おり予想している。CAPM に基づいて投資をするとき、当該ポートフォリオの期 待収益率として最も適切なものを下記の解答群から選べ。 X株式のβ 1.5 安全利子率 % Y株式のβ 0.8 市場期待収益率 %
- ア 4.90%
- イ 5.24%
- ウ 5.45%
- エ 5.66%
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正解:イ
解答:イ
β係数が大きいほどリスクが高い。X株式β=1.5(リスク高)、Y株式β=0.8(リスク低)。投資家はリスクの低いYに60%、リスクの高いXに40%を投資する。安全利子率2%、市場期待収益率5%とする。
ポートフォリオのβ(加重平均) =0.6×0.8(Y)+0.4×1.5(X) =0.48+0.60=1.08
CAPMによるポートフォリオ期待収益率 E(rp)=安全利子率+βp×(市場期待収益率-安全利子率) =2%+1.08×(5%-2%) =2%+1.08×3% =2%+3.24%=5.24%
ポートフォリオの期待収益率は、各銘柄の期待収益率の加重平均としても同じ値になる(βが加重平均で求まるため)。
- ア(×):4.90%。βの加重(リスク低を60%)を取り違えた場合の値で誤り。
- イ(○):5.24%。上記計算と一致。
- ウ(×):5.45%。
- エ(×):5.66%。XとYの投資比率を逆(X60%・Y40%)にするとβ=1.22となり別の値になる。
よって イ。