中小企業経営・中小企業政策 H19年度 第19問

第19問

中小企業診断士S 氏は、顧問先の金型メーカーT 社の社長から、「同業のX社、 加工メーカーY社、Z 社と連携して、高性能な自動車部品を開発・製造予定である が、この件に関してX社の社長から有限責任事業組合(LLP)の設立を打診されてい る。LLP について簡単に説明して欲しい。」との相談を受けた。 以下は、S 氏とT 社社長の会話である。 S 氏:「LLP は、株式会社と同じく、責任は有限です。」 T 社社長:「では、株式会社と同じように、LLP も法人格を持つのですね。」 S 氏:「 A 」 T 社社長:「課税方法はどのようになっているのですか。」 S 氏:「 B 」 会話の中の空欄AとBに入る最も適切なものの組み合わせはどれか。

  1. A:はい、法人格を持ちます。 B:LLP に課税されます。
  2. A:はい、法人格を持ちます。 B:出資者が得る利益に直接課税されます。
  3. A:いいえ、法人格は持ちません。 B:LLP に課税されます。
  4. A:いいえ、法人格は持ちません。 B:出資者が得る利益に直接課税されます。 ― 15― ◇M7(023―169)
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正解:

解答:エ

〔リード〕有限責任事業組合(LLP)の特徴を問う。LLPは出資者全員が有限責任を負うが、株式会社と異なり法人格を持たない(民法上の組合の特例)。課税は構成員課税(パススルー課税)で、LLP段階では課税されず、出資者が得る利益に直接課税される。

  • A:いいえ、法人格は持ちません。:LLPは法人格を有しない。「法人格を持つ」は誤り。
  • B:出資者が得る利益に直接課税されます。:構成員課税(パススルー)であり、LLP自体には課税されず出資者に直接課税。「LLPに課税」は誤り。

A=法人格なし・B=出資者に直接課税は

  • ア(法人格あり/LLPに課税):A・Bとも誤り。
  • イ(法人格あり/出資者に直接課税):Aが誤り。
  • ウ(法人格なし/LLPに課税):Bが誤り。
  • エ(法人格なし/出資者に直接課税):両方正しい。

よって

#組合制度

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