中小企業経営・中小企業政策 H19年度 第14問

第14問

経済産業省「商業統計表」のデータによれば、卸売業と小売業の販売額の比率 (W/R 比率)は1999年から2004年までに大幅に低下した。その理由として最も適 切なものはどれか。

  1. 卸売業者の経営効率性が低下した。
  2. 卸売業者の経営統合が進展した。
  3. 大規模小売店舗が増加した。
  4. 流通経路の短縮化が進展した。
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正解:

解答:エ

〔リード〕W/R比率(卸売販売額÷小売販売額)の低下理由を問う。W/R比率は流通段階の多さ(中間流通の厚み)を示す指標で、卸を何段も経る取引が多いほど高くなる。大手小売やメーカーの直接取引が増え流通経路が短縮すると、卸の販売額が縮み比率は低下する。

  • ア(×):卸売業者の経営効率性低下は販売額比率の低下を直接説明しない。むしろ非効率なら淘汰が進む話で因果が逆。
  • イ(×):経営統合(卸の集約)は卸の効率化要因だが、W/R比率を大幅に低下させる主因とはいえない。多段階流通の解消(短縮化)こそ本質。
  • ウ(×):大規模小売店舗の増加自体は小売販売額(R)を増やしうるが、W/R低下の本質的理由は流通段階の短縮である。
  • エ(○):流通経路の短縮化(中抜き・直接取引の進展)により卸を経由する取引が減り、W/R比率が大幅に低下した。最も適切。

よって

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