第11問
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 企業で働く労働者は内部労働者と外部労働者に区別される。内部労働者はさらに 正社員と非正社員(パート・アルバイト・契約社員・嘱託等)に分かれる。外部労働 者は派遣労働者と請負労働者に分かれる。近年、非正社員と外部労働者の比率が高 まっていることはよく知られているが、総務省「労働力調査」と厚生労働省「派遣労 働者実態調査」の結果から推計すると、2004年時点で製造業企業の従業者のうち、 これら正社員以外の従業者の割合はおよそ A である。規模別に見ると、中 小製造業では大企業と比較して、内部労働者に占める非正社員の比率が B 、全従業者に対する外部労働者の比率 C 傾向がある。 ― 8― ◇M7(023―162) (
設問1
) 文中の下線部について、派遣労働者と請負労働者の共通点と相違点の説明とし て、最も適切なものはどれか。
- ア 派遣労働者も請負労働者も実際に働いている企業と雇用関係にないが、請負 労働者がその企業の指揮命令関係の下にいるのに対し、派遣労働者は指揮命令 関係の下にいない。
- イ 派遣労働者も請負労働者も実際に働いている企業と雇用関係にないが、派遣 労働者がその企業の指揮命令関係の下にいるのに対し、請負労働者は指揮命令 関係の下にいない。
- ウ 派遣労働者も請負労働者も実際に働いている企業と指揮命令関係にないが、 請負労働者がその企業との短期的な雇用関係の下にいるのに対し、派遣労働者 は雇用関係の下にいない。
- エ 派遣労働者も請負労働者も実際に働いている企業と指揮命令関係にないが、 派遣労働者がその企業との短期的な雇用関係の下にいるのに対し、請負労働者 は雇用関係の下にいない。 (
設問2
) 文中の空欄Aに入る最も適切な数値はどれか。
- ア 割
- イ 割
- ウ 割
- エ 割 (
設問3
) 文中の空欄BとCに入る最も適切な語句の組み合わせはどれか。
- ア B:高いが C:は低い
- イ B:高 く C:も高い
- ウ B:低いが C:は高い
- エ B:低 く C:も低い ― 9― ◇M7(023―163)
▼ 解答・解説を見る
正解: 設問1 イ 設問2 ウ 設問3 ア
解答:設問1=イ、設問2=ウ、設問3=ア
〔リード〕労働力調査・派遣労働者実態調査による正社員以外の従業者の動向。派遣と請負の法的相違、製造業における非正社員比率、規模別の特徴が論点。
設問1(派遣労働者と請負労働者の異同):正解 イ
- いずれも実際に働いている企業(受入先)と雇用関係にない点は共通。違いは指揮命令関係にある。
- ア(×):請負労働者が受入先の指揮命令下、派遣労働者が指揮命令外、とするのは逆。
- イ(○):派遣労働者は派遣先(受入先)の指揮命令下に入るが、請負労働者は注文者の指揮命令を受けない(請負業者の指揮の下で働く)。正しい。
- ウ・エ(×):「短期的な雇用関係」を持ち出す点が誤り。受入先との関係は雇用ではなく指揮命令の有無で区別される。
- よって イ。
設問2(空欄A:正社員以外の従業者割合):正解 ウ(3割)
- 2004年時点で製造業の従業者に占める正社員以外(非正社員+外部労働者)の割合はおよそ3割であった。本問は選択肢が文字化けしているが、公式正解 ウ に従う。
設問3(空欄B・C:規模別特徴):正解 ア
- B:高いが:中小製造業は大企業に比べ、内部労働者に占める非正社員(パート等)の比率が高い。
- C:は低い:一方、全従業者に対する外部労働者(派遣・請負)の比率は、設備・体制を要するため大企業より低い。
- B=高いが・C=は低いは ア。
- イ(高く/も高い):Cが誤り。
- ウ(低いが/は高い):B・Cとも誤り。
- エ(低く/も低い):Bが誤り。
- よって ア。