中小企業経営・中小企業政策 H19年度 第5問

第5問

次の文章の空欄AとBに入る最も適切な用語の組み合わせを下記の解答群から選 べ。 小規模企業の多くは、事業規模の拡大を意図していないとされる。実際、小規模 企業における事業規模拡大志向の企業の割合は、より規模の大きい中小企業よりも 低い。その理由のひとつとして、競争環境が厳しく、経営資源も乏しいために、事 業規模の拡大を考える余裕がないということも考えられる。しかし、小規模企業の 一般的な特性が A をターゲットとする柔軟な経営にあると考えると、事業 規模の拡大は必ずしも適切な戦略ではない。また、事業規模の拡大につれて B の変更を余儀なくされることも多いので、これまでの B を維持 するために、事業規模の拡大を志向しないということも考えられる。

  1. A:新規市場 B:事業編成
  2. A:新規市場 B:ビジネスモデル
  3. A:ニッチ市場 B:事業編成
  4. A:ニッチ市場 B:ビジネスモデル ― 4― ◇M7(023―158)
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正解:

解答:エ

〔リード〕小規模企業が事業規模拡大を志向しない理由を説明する空欄補充。小規模企業の強みは大企業が手を出しにくい狭い市場=ニッチ市場をターゲットとする小回りの利く柔軟な経営にある。規模拡大はこの柔軟さを損ない、これまでのビジネスモデルそのものの変更を迫る。

  • A:ニッチ市場:小規模企業の特性は新規市場開拓よりも、ニッチ市場での柔軟・機動的な対応にある。「新規市場」は文意に合わない。
  • B:ビジネスモデル:規模拡大に伴い変更を迫られ、維持したいのは事業全体の収益構造である「ビジネスモデル」。単なる「事業編成」より文意に整合する。

A=ニッチ市場・B=ビジネスモデルは

  • ア(新規市場/事業編成):A・Bとも不適。
  • イ(新規市場/ビジネスモデル):Aが不適。
  • ウ(ニッチ市場/事業編成):Bが不適。
  • エ(ニッチ市場/ビジネスモデル):両方適切。

よって

#中小企業の定義・概況

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