経営戦略論
資源ベース論
Resource-Based View (RBV)
概要
企業内部の経営資源や能力が競争優位の源泉であるとする戦略論。
詳細解説
資源ベース論(RBV)とは、企業の競争優位は業界構造ではなく、企業が保有する固有の経営資源や能力に由来するとする戦略論である。ポーターのポジショニングアプローチとは対照的な「インサイドアウト」のアプローチである。
持続的競争優位をもたらす資源は、価値があり、希少で、模倣困難で、代替不可能であるという条件を満たす必要がある。有形資源だけでなく、無形資源(ブランド・技術・組織文化)が重視される。
試験対策のポイント
- 暗記必須:RBV(リソース・ベースト・ビュー)。競争優位の源泉を企業「内部」の経営資源・能力に求める立場。バーニーらが代表。
- ひっかけ注意:業界構造(外部)を重視するポジショニングアプローチ(ポーター)と対立する。「内部か外部か」の視点で区別する。
- 関連づけ:VRIO分析・コアコンピタンス・ケイパビリティはこの流れに位置づく。模倣困難な資源が持続的優位を生む。
事例・具体例
コカ・コーラの秘密のレシピとブランドは、模倣困難な経営資源として100年以上にわたる競争優位の源泉となっている。
提唱者・関連学者
ジェイ・B・バーニーが1991年の論文で体系化した。エディス・ペンローズの『企業成長の理論』(1959年)が理論的先駆とされる。