管理会計
埋没原価
Sunk Cost
概要
すでに発生しており、将来の意思決定によって回避できない原価。
詳細解説
埋没原価(サンクコスト)とは、過去の意思決定の結果としてすでに支出が確定しており、これからの意思決定によっては変更することができない原価をいう。
合理的な意思決定においては、埋没原価は考慮に入れるべきではない。しかし心理的には「もったいない」という感覚から過去の投資に引きずられる傾向があり、これをサンクコストの誤謬という。
試験対策のポイント
- 暗記必須:埋没原価(サンクコスト)は過去に発生済みで、どの代替案を選んでも変わらないため意思決定に無関係。
- 頻出ポイント:すでに支出した固定費や取得済み設備の取得原価などは意思決定で無視する。考慮すべきは将来の差額原価のみ。
- ひっかけ注意:過去に多額を投じたから継続する、という判断(サンクコストの誤謬)は誤り。撤去費用など将来発生する支出は関連原価になる。
事例・具体例
すでに500万円を投じた新規プロジェクトの継続・中止の判断において、この500万円は埋没原価であり、今後の追加投資と将来の収益のみで判断すべきである。