財務諸表分析
財務レバレッジ
Financial Leverage
概要
他人資本(負債)の利用により自己資本利益率を拡大する効果。
詳細解説
財務レバレッジとは、負債を活用することにより、自己資本利益率(ROE)を高める効果をいう。財務レバレッジ=総資本÷自己資本で計算され、負債が多いほどレバレッジは高くなる。
負債のコスト(金利)がROAを下回る場合、レバレッジ効果によりROEはROAを上回る。逆にROAが金利を下回ると、レバレッジは逆効果となりROEが低下する。
試験対策のポイント
- 暗記必須:財務レバレッジ=総資本÷自己資本。負債の利用度を示し、ROE=ROA×財務レバレッジの関係がある(事業利益ベース)。
- 頻出ポイント:投下資本利益率が負債利子率を上回るとき、負債を増やすほどROEは高まる(レバレッジ効果)。
- ひっかけ注意:投下資本利益率<負債利子率のときは逆レバレッジでROEが低下する。負債は常に有利とは限らない。
事例・具体例
ROA 6%、借入金利3%の場合、負債を増やすほどROEは上昇する。しかしROAが2%に低下すると、金利3%を下回り逆レバレッジが発生する。