ミクロ経済学
レモンの市場
The Market for Lemons
概要
情報の非対称性により低品質品(レモン)ばかりが取引される市場の分析。
詳細解説
レモンの市場とは、アカロフが中古車市場を例に分析した情報の非対称性の問題である。レモンとはアメリカの俗語で欠陥品(低品質な中古車)を意味する。
買い手が品質を判別できないため、良質な中古車(ピーチ)の売り手は適正価格で売れず市場から退出し、最終的にレモンだけが残るという市場の縮小・崩壊が起こりうることを示した。この分析は情報経済学の基礎となった。
試験対策のポイント
- 暗記必須:アカロフの「レモン市場」。情報の非対称性で良質品が淘汰され、低品質品(レモン)だけが残る逆選択の例。
- 頻出ポイント:中古車市場が代表例。提唱者アカロフ(ノーベル経済学賞)も問われる。
- 関連づけ:解決策として保証・第三者認証(シグナリング/スクリーニング)が機能する。
提唱者・関連学者
ジョージ・アカロフが1970年の論文で発表し、2001年にノーベル経済学賞を受賞した。