ミクロ経済学
モラルハザード
Moral Hazard
概要
契約後に情報の非対称性を利用して、一方の当事者が自己利益のために行動を変えてしまう問題。
詳細解説
モラルハザードとは、契約成立後に情報の非対称性を利用して、エージェント(代理人)がプリンシパル(依頼人)にとって望ましくない行動をとる問題をいう。
保険加入後に注意を怠る行動や、雇用契約後に努力を怠る行動が典型例である。対策としてモニタリング、成果報酬制度、免責条項の設定、インセンティブ契約の設計などがある。
試験対策のポイント
- 暗記必須:契約「後」に、相手に見えないことを利用して行動を変える問題。保険加入後に不注意になる例が典型。
- 頻出ポイント:対策=モニタリング、成功報酬・自己負担(免責)などのインセンティブ設計。
- 関連づけ:プリンシパル=エージェント問題の中心概念。逆選択(契約前)との時系列の違いを押さえる。
事例・具体例
自動車保険に加入した後、運転者が安全運転への注意を怠るようになることがモラルハザードの典型例である。