概要

アクセス制御とは、情報資産に対し「誰が」「何に」「どのような操作を」できるかを制限・管理する仕組みです。許可された人だけが必要な情報にアクセスできるようにし、不正アクセスや情報漏えいを防ぎます。

アクセス制御は「認証(本人確認)→ 認可(権限付与)→ 監査(記録・確認)」の3要素で構成されます。最小権限の原則を実現する具体的な手段でもあります。

詳細(3要素・制御方式)

アクセス制御の代表的な方式
🔑アクセス制御権限管理👤DAC所有者が付与🏛️MAC組織が強制👔RBAC役割で付与🧩ABAC属性で判断
  1. 1DAC:所有者が任意に権限を与える
  2. 2MAC:組織のルールで強制的に制御
  3. 3RBAC:役割(ロール)に権限を紐付け
  4. 4ABAC:複数の属性を組み合わせ判断

アクセス制御の3要素

要素内容
認証(Authentication)「誰か」を確認する(パスワード・多要素認証等)。
認可(Authorization)確認した相手に「何ができるか」の権限を与える。
監査(Audit/Accounting)アクセスの記録(ログ)を取り、後から確認できるようにする。

主な制御方式

アクセス制御のキーワードは「認証・認可・監査の3要素」と「RBAC(役割ベース)」。認証(誰か)と認可(何ができるか)の違いが頻出。最小権限を実現する手段です。

RBACと運用

アクセス制御は「認証して終わり」ではありません。認証(誰か)→認可(何ができるか)→監査(記録)まで揃って初めて機能します。RBACで役割ベースに管理すると、運用がぐっと楽になります。

関連例

アクセス権の設定不備により、本来見られないはずの機密情報を多くの社員が閲覧できる状態になっていた、という事故は少なくありません。RBACと定期的な権限棚卸しで、こうした過剰なアクセス権を防ぎます。クラウドストレージの公開設定ミスも、アクセス制御の不備の一種です。

試験での問われ方