概要

最小権限の原則(Least Privilege)とは、利用者やプログラムに対し、業務の遂行に必要な最小限の権限(アクセス権)だけを与えるという情報セキュリティの基本的な考え方です。「必要なものだけ(need-to-know)」の原則とも関連します。

過剰な権限を与えないことで、アカウントが乗っ取られたり、内部不正が起きたりした場合の被害を最小限に抑えられます。攻撃者が侵入しても、奪えるのは最小限の権限だけ、という発想です。

詳細(なぜ有効か)

最小権限の原則のキーワードは「必要最小限の権限だけ与える」。乗っ取り・内部不正時の被害を最小化する点が核心。ゼロトラスト特権ID管理の基盤となる考え方です。

実践のポイント

権限は「とりあえず広めに」ではなく「必要な分だけ」が鉄則です。異動を繰り返して権限が溜まる「権限の肥大化」を防ぐため、定期的な棚卸しが欠かせません。

関連例

業務に不要な広い権限を持つアカウントが乗っ取られ、大量の情報が窃取される事例があります。最小権限が徹底されていれば、被害は限定されたはずです。退職者のアカウントや過剰権限の放置が、内部不正や侵入後の横展開を許す原因になります。

試験での問われ方