予想問題 企業経営理論 令和8年度予想 第27問

この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。

第27問

論点:新製品の普及過程(ロジャーズの採用者分類)

新製品の普及過程に関する次の文中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、 最も適切なものを下記の解答群から選べ。  E. ロジャーズは、新製品の採用者を、新しいものを採用する早さによって5つ に分類した。最も早く採用する約2.5%の層が A であり、これに続く約13.5%の B が、これを追って比較的早期に採用する。  これに対して G. ムーアは、 B と、市場全体の約34%を占める C との間には、容易には越えられない大きな溝である D が存在すると指摘した。 【語群】 ① アーリーアダプター ② アーリーマジョリティ ③ イノベーター ④ キャズム ⑤ ラガード

  1. A:①  B:②  C:⑤  D:④
  2. A:①  B:③  C:②  D:④
  3. A:③  B:①  C:②  D:④
  4. A:③  B:①  C:⑤  D:②
  5. A:③  B:②  C:①  D:④
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正解:

解答:ウ

E. ロジャーズのイノベーション普及理論では、採用者は採用の早さによって5類型に分けられる。イノベーター(革新的採用者、約2.5%)→ アーリーアダプター(初期採用者、約13.5%)→ アーリーマジョリティ(前期多数、約34%)→ レイトマジョリティ(後期多数、約34%)→ ラガード(採用遅滞者、約16%)の順である。

  • A=③イノベーター:新しさそのものを好み、自ら進んで最初に試す約2.5%の層。製品ライフサイクルの導入期における主要顧客でもある。
  • B=①アーリーアダプター:約13.5%を占め、情報感度が高く周囲に影響を与える。オピニオンリーダーとされる層。
  • C=②アーリーマジョリティ:約34%を占め、慎重だが平均より早く採用する橋渡し役。ここから先がメインストリーム市場である。
  • D=④キャズム:G. ムーアが指摘した、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間に横たわる深い溝。新しさを好む初期市場で売れても、実利を重視する多数派へ普及する段階でつまずくことが多いことを表す。

なお⑤ラガードは最も保守的な採用遅滞者(約16%)であり、AにもCにも入らない。以上より、正しい対応は A:③、B:①、C:②、D:④ となる。

  • ア(×):Aを①アーリーアダプターとする点が誤り。最も早く採用する約2.5%の層は③イノベーターである。Cを⑤ラガードとする点も、約34%を占める前期多数の層とは合致せず誤り。
  • イ(×):A(①アーリーアダプター)とB(③イノベーター)が入れ替わっている。約2.5%が③イノベーター、約13.5%が①アーリーアダプターであり、採用の早さの順序が逆で誤り。
  • ウ(○):A=③イノベーター、B=①アーリーアダプター、C=②アーリーマジョリティ、D=④キャズム。比率・順序・提唱者のいずれとも合致し、適切。
  • エ(×):AとBは正しいが、Cを⑤ラガード、Dを②アーリーマジョリティとする点が誤り。キャズムは①アーリーアダプターと②アーリーマジョリティの間の溝であり、②が溝そのものを指すことはない。
  • オ(×):Aは正しいが、B(②アーリーマジョリティ)とC(①アーリーアダプター)が入れ替わっている。イノベーターに続いて約13.5%を占めるのは①アーリーアダプターであり誤り。

よって

なぜこの論点を予想したか

新製品開発・普及は過去19年で6回出題され、直近はR04第34問。そろそろ出題周期にあたる。ロジャーズの採用者5分類とムーアのキャズムは提唱者・順序・比率がそのまま問われやすく、空欄補充形式との相性もよい。

#製品・ブランド戦略 #消費者行動

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