第24問
下図は、労働市場の需要曲線と供給曲線を示している。D は労働需要曲線、S は労働供給曲線であり、均衡賃金率は W0 である。なお、W*を最低賃金とする。この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- ア 最低賃金の導入は、労働需要曲線の D0 から D1 への右方シフトと等しい総余剰を実現する。
- イ 市場均衡における労働者の余剰は、三角形 AW0 E である。
- ウ 政府が最低賃金を導入すると、企業の余剰は増加する。
- エ 賃金率が W0 のとき、企業が労働者に支払う賃金の総額は四角形 OW0 EL0である。
- オ 労働需要の拡大により労働需要曲線が D0 から D1 に右方シフトしても、企業の余剰は変化しない。
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正解:エ
解答:エ(賃金総額は四角形OW0EL0)
労働需要D・労働供給Sが交わる均衡賃金がW0、そのときの雇用量がL0です。
- エ(正):企業が支払う賃金の総額は「賃金率W0×雇用量L0」なので、四角形OW0EL0になります。これは面積として素直に読み取れます。
- ア(誤):最低賃金の導入と労働需要曲線の右シフトは、まったく別の効果であり、総余剰が等しくなるとはいえません。
- イ(誤):労働者(供給側)の余剰は供給曲線より上・賃金線より下の部分で、三角形AW0Eとは一致しません。
- ウ(誤):最低賃金W*(均衡より高い)を導入すると雇用が減り、企業(需要側)の余剰は減少します。
- オ(誤):労働需要が拡大(D0→D1へ右シフト)すれば、企業の余剰は変化します。