経済学・経済政策 R08年度 第21問

第21問

情報の非対称性は、モラルハザードや逆選択などの種々の問題を引き起こす可能性があることが知られている。こうした諸問題を回避することを意図した制度の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。a 社員による自社株の保有を上場会社が支援する従業員持ち株制度b すべての人に健康保険への加入を義務付ける国民皆保険c 配慮が必要な人を対象にして公共交通機関で設定される優先席d 万国郵便連合加盟国において採用される郵便番号制度e フリーマーケット・アプリにおける出品者の評価制度

  1. aとbとc
  2. aとbとe
  3. bとcとd
  4. bとdとe
  5. cとdとe
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正解:

解答:イ(aとbとe)

情報の非対称性(取引の一方だけが情報を持つ状態)は、モラルハザードや逆選択を引き起こします。それを和らげる制度を選びます。

  • a(該当):従業員持ち株制度は、社員の利害を会社と一致させ、努力を怠るモラルハザードを抑えます
  • b(該当):国民皆保険は健康な人も含め全員を加入させ、リスクの高い人だけが加入する逆選択を防ぎます
  • e(該当):フリマアプリの出品者評価は、買い手に見えにくい売り手の質を可視化し、情報の非対称性を緩和します。
  • c(非該当):優先席は配慮のための仕組みで、情報の非対称性の対策ではありません。
  • d(非該当):郵便番号制度は配達の効率化であり、情報の非対称性とは無関係です。

よって a・b・e の が正解です。

#情報の経済学・行動経済学

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