経済学・経済政策 R08年度 第19問

第19問

発足当初に巨額の設備投資が必要な産業は、「費用逓減産業」と呼ばれることがある。下図には、この種の企業が提供するサービスに対する需要曲線 D、限界収入曲線MR、平均費用曲線 AC および限界費用曲線 MC が描かれている。この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。a パレート効率が実現する価格と生産量の組み合わせは、P3 と Q3 である。b 企業の利潤最大化が実現する価格と生産量の組み合わせは、P1 と Q1 である。c 価格と生産量がそれぞれ P2 と Q2 であるとき、生産者余剰はゼロである。d 価格と生産量がそれぞれ P3 と Q3 であるとき、この企業には固定費用に等しい損失が発生する。

第19問の図
  1. a:正 b:正 c:正 d:正
  2. a:正 b:正 c:誤 d:正
  3. a:正 b:誤 c:誤 d:正
  4. a:誤 b:正 c:正 d:誤
  5. a:誤 b:誤 c:正 d:誤
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正解:

解答:イ(a正・b正・c誤・d正)

巨額の固定費がかかる費用逓減産業では、平均費用ACが右下がりで、その下に限界費用MCがあります。

  • a(正):社会的に望ましい(パレート効率的な)P=MCの点が、価格P3・生産量Q3です。
  • b(正):企業の利潤最大化はMR=MCで決まり、価格P1・生産量Q1です。
  • c(誤):P2・Q2が平均費用価格形成(P=AC)だとしても、生産者余剰がゼロになるわけではありません。
  • d(正):限界費用価格形成(P3・Q3)では価格が平均費用を下回るため、企業には固定費用に等しい損失が発生します。

よって a正・b正・c誤・d正 の が正解です。

#不完全競争・ゲーム理論#生産者理論・費用

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