第10問
内生的経済成長論の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 新しい知識やアイデアは、その普及につれて競合的な性質をもつことに着目して、経済成長のためには、独占的な特許政策が重要であると考える。
- イ 資本と労働の規模に関する収穫一定の生産関数を想定するので、長期的には、1 人当たり生産量が一定の水準に収束すると考える。
- ウ 資本の限界生産力が逓減しても、知識ストックの蓄積による生産性向上のスピルオーバー効果を考慮すると、 1 人当たり生産量は一定の率で成長し続けると考える。
- エ 長期的には、資本ストックが一定量にとどまり、 1 人当たり生産量も一定水準を維持すると考える。
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正解:ウ
解答:ウ(知識蓄積のスピルオーバーで持続的成長)
内生的経済成長論は、技術や知識の蓄積を経済の内側から説明し、持続的な成長を導く理論です。
- ウ(正):資本だけなら限界生産力は逓減しますが、知識ストックの蓄積が周囲に波及するスピルオーバー効果を考えると、1人当たり生産量は一定率で成長し続けられます。
- ア(誤):知識やアイデアは、みんなが同時に使える非競合的な性質を持つ点に着目します(競合的は誤り)。
- イ・エ(誤):収穫一定の生産関数から1人当たり生産量が一定水準に収束するのは、内生的成長論ではなく**ソロー型(新古典派)**の考え方です。