経済学・経済政策 R08年度 第2問

第2問

下図は、経常収支の国際比較(日本、アメリカ、ドイツ、イギリス)である。この図から読み取れることとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、図中のaとbは、貿易収支と第一次所得収支のいずれかを示している。

第2問の図
  1. アメリカは、貿易収支が赤字であるが、第一次所得収支の黒字が大きく、経常収支は黒字の傾向である。
  2. イギリスは、貿易収支は黒字であるが、サービス収支は赤字である。
  3. ドイツの経常収支の赤字は、貿易収支の赤字が原因である。
  4. 日本は、第一次所得収支の黒字が経常収支の黒字に寄与している。
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正解:

解答:エ(日本は第一次所得収支の黒字が経常収支の黒字を支える)

経常収支は、貿易収支・サービス収支・第一次所得収支(海外投資から得る利子・配当など)・第二次所得収支の合計です。

  • エ(正):日本は近年、モノの輸出入である貿易収支が赤字になる年もありますが、長年海外に投資してきた資産から得る第一次所得収支の大きな黒字が経常収支の黒字を支えています。これが日本の典型的な構造です。
  • ア(誤):アメリカは第一次所得収支の黒字があっても貿易赤字が大きく、経常収支は赤字傾向です。
  • イ・ウ(誤):図中のa・bは貿易収支か第一次所得収支のいずれかであり、サービス収支の記述(イ)は図から判断できません。ドイツは貿易黒字国で、経常収支が赤字という前提(ウ)も誤りです。
#国際マクロ・為替

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