経営法務 R08年度 第22問

第22問

相続の承認または放棄に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 相続人が数人ある場合、各相続人は、単独で限定承認をすることができる。
  2. 相続の承認および放棄は、自己のために相続の開始があったことを知った時から 3 カ月の熟慮期間内であっても、撤回することができない。
  3. 相続の放棄をした者は、その放棄の時に相続財産に属する財産を現に占有しているときは、相続人に対して当該財産を引き渡すまでの間、善良な管理者の注意をもって、その財産を保存しなければならない。
  4. 単純承認は、家庭裁判所に対する申述の方式で行わなければならない。
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正解:

解答:イ(承認・放棄のルール)

相続の承認・放棄に関する問題です。

  • ア(×):限定承認は、相続人が数人あるときは共同相続人の全員が共同してのみできます(民法923条)。「単独でできる」は誤りです。
  • イ(○):相続の承認および放棄は、熟慮期間(3カ月)内であっても撤回できません(民法919条1項)。正しい記述です。
  • ウ(×):相続放棄をした者が現に占有する相続財産を保存する際の注意義務は、「自己の財産におけるのと同一の注意」です(民法940条1項)。「善良な管理者の注意」は誤りです。
  • エ(×):単純承認は家庭裁判所への申述の方式を要しません(法定単純承認などによる)。申述が必要なのは限定承認・放棄です。誤りです。

よって

#民法・契約・PL

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