中小企業経営・中小企業政策 R08年度 第16問

第16問

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。中小企業庁「価格交渉促進月間フォローアップ調査(2024 年 9 月)」に基づき、中①小企業における価格交渉の状況(2024 年 9 月)を見ると、事業者によって状況が異なることが分かる。また、価格転嫁率の状況(2024 年 9 月)について、受注側企業②の取引段階別に見ると、取引段階によって価格転嫁の状況は異なっている。なお、このアンケート調査は、2024 年 9 月から 11 月にかけて、全国 300,000 社を対象に実施されたものである(回答企業数 51,282 社、回収率 17.1 %)。価格交渉の状況については、「価格交渉は不要」との回答を除いた場合の回答分布で見るものとする。価格転嫁率は、主要な発注側企業(最大 3 社)との間で、直近 6 カ月間の全般的なコスト上昇分のうち、何割を価格転嫁できたかの回答を集計したもので、「価格転嫁は不要」と回答した事業者を除いている。そして、取引段階は、受注側中小企業に対する、「自社が、最終製品・サービスを提供する企業から数え、どの取引段階に位置しているか」との質問への回答を集計したものである。

設問1

文中の下線部①について、中小企業における価格交渉の状況(2024 年 9 月)を次のa~cについて見た場合、回答割合が大きいものから小さいものへと並べた組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。a:「コストが上昇したが、発注企業から申し入れがなく、発注減少や取引停止を恐れ、交渉を申し出なかった」b:「受注企業から、発注企業に交渉を申し出、価格交渉が行われた」c:「発注企業から、交渉の申し入れがあり、価格交渉が行われた」

  1. a:「コストが上昇したが、発注企業から申し入れがなく、発注減少や取引停止を恐れ、交渉を申し出なかった」 -b:「受注企業から、発注企業に交渉を申し出、価格交渉が行われた」 -c:「発注企業から、交渉の申し入れがあり、価格交渉が行われた」
  2. a:「コストが上昇したが、発注企業から申し入れがなく、発注減少や取引停止を恐れ、交渉を申し出なかった」 -c:「発注企業から、交渉の申し入れがあり、価格交渉が行われた」 -b:「受注企業から、発注企業に交渉を申し出、価格交渉が行われた」
  3. b:「受注企業から、発注企業に交渉を申し出、価格交渉が行われた」 -a:「コストが上昇したが、発注企業から申し入れがなく、発注減少や取引停止を恐れ、交渉を申し出なかった」 -c:「発注企業から、交渉の申し入れがあり、価格交渉が行われた」
  4. b:「受注企業から、発注企業に交渉を申し出、価格交渉が行われた」 -c:「発注企業から、交渉の申し入れがあり、価格交渉が行われた」 -a:「コストが上昇したが、発注企業から申し入れがなく、発注減少や取引停止を恐れ、交渉を申し出なかった」
  5. c:「発注企業から、交渉の申し入れがあり、価格交渉が行われた」 -b:「受注企業から、発注企業に交渉を申し出、価格交渉が行われた」 -a:「コストが上昇したが、発注企業から申し入れがなく、発注減少や取引停止を恐れ、交渉を申し出なかった」

設問2

文中の下線部②について、受注側企業の価格転嫁率の状況(2024 年 9 月)を取引段階別に見た場合の記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 1 次請け、 3 次請けとも、価格転嫁率が「10 割」と回答した企業の割合が、「 0 割」と回答した企業の割合を上回る。
  2. 1 次請け、 3 次請けとも、価格転嫁率が「10 割」と回答した企業の割合が、「 0 割」と回答した企業の割合を下回る。
  3. 1 次請けでは、価格転嫁率が「10 割」と回答した企業の割合が、「 0 割」と回答した企業の割合を上回り、 3 次請けでは、価格転嫁率が「10 割」と回答した企業の割合が、「 0 割」と回答した企業の割合を下回る。
  4. 1 次請けでは、価格転嫁率が「10 割」と回答した企業の割合が、「 0 割」と回答した企業の割合を下回り、 3 次請けでは、価格転嫁率が「10 割」と回答した企業の割合が、「 0 割」と回答した企業の割合を上回る。
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正解: 設問1 設問2

解答:設問1=エ、設問2=ウ

価格交渉促進月間フォローアップ調査(2024年9月)に基づく論点。

設問1(価格交渉の状況の多い順):正解 エ

交渉不要を除くと、b「受注企業から申し出て交渉が行われた」が最多、次いでc「発注企業から申し入れがあり交渉」、最も少ないのがa「交渉を申し出なかった」。よって「b-c-a」の

設問2(取引段階別の価格転嫁率):正解 ウ

最終製品に近い1次請けでは「10割転嫁できた」が「0割」を上回るが、下流の3次請けでは「10割」が「0割」を下回る。取引段階が下がるほど価格転嫁は難しくなる。よって

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