財務・会計 R06年度 第18問

第18問

投資プロジェクトの経済性評価に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 過去に購入した施設をプロジェクトに利用する場合、当該施設への過去の支出 は、投資プロジェクトの評価において考慮してはならない。
  2. 既存機械を売却して新型機械を導入するプロジェクトの評価において、既存機 械の売却見積額を考慮してはならない。
  3. 現在未利用の施設をプロジェクトに利用する場合、他に賃貸した場合の賃貸料 収入は、投資プロジェクトの評価において考慮してはならない。
  4. 新製品プロジェクトにおいて、既存製品から新製品に顧客が移る、すなわち、 「乗り換え」の影響を考慮してはならない。
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正解:

解答:ア

投資の経済性評価では、その意思決定によって増減する「差額キャッシュフロー(増分CF)」のみを考慮する。すでに支出済みで意思決定により取り戻せない「埋没原価(サンクコスト)」は無視し、逆に意思決定によって失う「機会原価」は考慮する。

  • ア(○):過去の支出(取得原価)は埋没原価であり、投資評価では考慮してはならない。正しい。
  • イ(×):既存機械の売却見積額は、新型機械導入で得られる増分CF(売却収入)であり、考慮しなければならない。
  • ウ(×):未利用施設を賃貸できた場合の賃貸料収入は、プロジェクト利用によって失う機会原価であり、考慮しなければならない。
  • エ(×):既存製品から新製品への「乗り換え(カニバリゼーション)」による既存製品売上の減少は、増分CFのマイナス要素として考慮しなければならない。

よって

#キャッシュフロー

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