第16問
ある製品について工程分析を行った結果を下図に示す。この図から読み取ること ができる改善施策として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- ア 圧着設備横と切断設備横の仮置場に置く部品量を減らすために、圧着設備と 切断設備を近づけるようにレイアウトを変更する。
- イ 圧着と切断の間に停滞する部品量を減らすために、切断設備の処理能力を上 げる。
- ウ 材料置場から圧着設備までの運搬をなくすために、自動搬送車を導入する。
- エ 寸法検査後の停滞をなくすために、検査時間を短縮する。
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正解:イ
解答:イ
工程分析図は、化粧板と芯材の2材料が「材料置場→台車(運搬)→圧着設備横の仮置場(停滞)→圧着(加工)」で合流し、その後「圧着設備横の仮置場(停滞)→台車(運搬)→切断設備横の仮置場(停滞)→切断(加工)→寸法検査(検査)→切断設備横の仮置場(停滞)」と続く流れを示す。圧着と切断の間には停滞(仮置場)が連続しており、これは後工程である切断の処理能力が不足し、部品が滞留していることを示唆する。
- ア(×):圧着設備横・切断設備横の仮置場に置く部品の停滞は、設備間の距離ではなく工程間の処理能力のアンバランスに起因する。設備を近づけても運搬距離は短くなるが、停滞している部品量(仮置場の在庫)は減らない。
- イ(○):圧着と切断の間に部品が停滞しているのは、切断工程がボトルネックになっているため。切断設備の処理能力を上げれば滞留が解消し、停滞する部品量を減らせる。改善施策として最も適切。
- ウ(×):材料置場から圧着までの運搬を自動搬送車でなくすのは1つの運搬要素の置き換えにすぎず、図から読み取れる主要課題である工程間の停滞の解消にはつながらない。優先施策ではない。
- エ(×):寸法検査後の停滞(切断設備横の仮置場)は、検査時間の短縮で解消するものではない(停滞は後工程・搬出側の都合による)。施策と効果が対応していない。
よって イ。