第15問
在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア ABC 分析の結果としてCに分類された部品に定期発注方式を導入することに よって、発注の手間を省いた。
- イ 原材料の在庫を多くすることによって、製造工程における突発的な設備故障に よる製品の納期遅れを回避した。
- ウ 作業時間の変動が大きい工程の前で生産ラインを前後に分割して、工程間在庫 を置くことによって、ライン全体の稼働率を改善した。
- エ 調達リードタイムが不安定な部品を発注点方式で管理する場合に、発注点を小 さくすることで欠品の発生頻度を削減した。
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正解:ウ
解答:ウ
在庫管理の手法・考え方の妥当性を問う。
- ア(×):定期発注方式は発注のたびに需要予測・発注量計算が必要で手間がかかるため、重要度の高いA品目に適用するもの。重要度の低いC品目には、定量発注方式や二棚法など簡易な方式を用いて手間を省くのが定石。C品目に定期発注方式を導入すると逆に手間が増える。
- イ(×):原材料の在庫を多く持つことは、調達途絶や納入遅れには有効だが、製造工程内の突発的な設備故障による納期遅れは防げない(故障対策は保全活動や仕掛・製品在庫で対応すべき)。施策と効果の対応が不適切。
- ウ(○):作業時間の変動が大きい工程の前後で生産ラインを分割し、工程間在庫(バッファ)を置けば、変動を吸収して後工程の手待ちや前工程の停滞を緩和でき、ライン全体の稼働率を改善できる。記述は適切。
- エ(×):調達リードタイムが不安定な部品は、変動に備えて安全在庫を増やし発注点を大きくすべき。発注点を小さくすれば欠品の発生頻度はかえって増加する。記述は逆。
よって ウ。