経営法務 R06年度 第24問

第24問

民法上の不法行為に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 慰謝料請求権は、身体または自由が侵害された場合には認められるが、財産権 または名誉が侵害された場合には認められない。
  2. 被用者が使用者の事業の執行について第三者に損害を加えた場合において、使 用者が当該第三者に対して使用者責任を負うときは、被用者は当該第三者に対し て不法行為責任を負わない。
  3. 不法行為に基づく損害賠償債務は、被害者による催告を要することなく、当然 に遅滞に陥る。
  4. 不法行為に基づく損害賠償請求権は、不法行為の時から10 年間行使しないと きは、時効によって消滅する。
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正解:

解答:ウ

不法行為(民法709条以下)の慰謝料、使用者責任と被用者責任、遅滞の時期、消滅時効を問う。

  • ア(×):慰謝料(精神的損害の賠償)は財産権侵害や名誉毀損の場合にも認められ得る(710条)。身体・自由の侵害に限られない。
  • イ(×):使用者責任(715条)が成立しても、被用者自身の不法行為責任(709条)が消滅するわけではなく、両者は不真正連帯債務の関係に立つ。被用者も責任を負う。
  • ウ(○):不法行為に基づく損害賠償債務は、被害者の催告を要せず、損害発生時(不法行為時)から当然に遅滞に陥る(判例)。
  • エ(×):不法行為に基づく損害賠償請求権は、損害および加害者を知った時から3年(生命・身体侵害は5年)、または不法行為の時から「20年」で時効消滅する(724条)。10年ではない。

よって

#民法・契約・PL

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