第10問
当工場の以下の資料に基づき、平均法による月末仕掛品原価として、最も適切な ものを下記の解答群から選べ。なお、材料は工程の始点ですべて投入されており、 減損は工程の終点で発生している。また、月末仕掛品原価の計算は度外視法による ものとする。 【資料】 ⑴ 当月の生産量 月初仕掛品 200 kg (50 %) 当月投入 400 kg 合 計 600 kg 正常減損 100 kg (100 %) 月末仕掛品 200 kg (50 %) 当月完成品 300 kg ※カッコ内は加工進捗度である。 ⑵ 当月の原価 直接材料費 加工費 月初仕掛品 30,000 円 18,000 円 当月投入 120,000 円 84,000 円 合 計 150,000 円 102,000 円
- ア 70,400 円
- イ 81,000 円
- ウ 85,500 円
- エ 108,000 円
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正解:ア
解答:ア
度外視法では、正常減損費を別途計算せず、自動的に良品に負担させる。減損は工程の終点で発生しているため、終点を通過した完成品のみが減損費を負担し、月末仕掛品(進捗度50%、終点未通過)は負担しない。平均法なので月初仕掛品原価も含めて平均単価を出す。
直接材料費(始点投入):減損も含む全数量で平均単価を算定。 平均単価=(30,000+120,000)÷(完成300+減損100+月末200)=150,000÷600=@250円。 月末仕掛品材料費=200kg×250=50,000円。
加工費:完成品換算量で計算。月末仕掛品200kg×50%=100kg、減損100kg×100%=100kg、完成品300kg。 換算量合計=300+100+100=500kg。平均単価=(18,000+84,000)÷500=102,000÷500=@204円。 月末仕掛品加工費=100kg×204=20,400円。
月末仕掛品原価=50,000+20,400=70,400円。
- ア(○):70,400円。減損費を完成品のみに負担させた正しい計算。
- イ(×):81,000円。減損費を月末仕掛品にも按分するなどの誤り。
- ウ(×):85,500円。
- エ(×):108,000円。
よって ア。