第2問
以下の一連の取引の仕訳として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 8/12 当社は、得意先との間で、25,000 円の商品Bと35,000 円の商品Cを 販売する契約を締結した。合計の代金60,000 円は、商品Bと商品Cの両 方を引き渡した後に請求することになっている。また、商品Bと商品C の引き渡しは、それぞれ独立した履行義務である。商品Bについては、 契約を締結した後、直ちに得意先に引き渡した。 8/25 商品Cを得意先に引き渡した。当社は、商品Bと商品Cの代金に対す る請求書を送付する予定である。
- ア 8/12 (借)契約資産 25,000 (貸)売 上 25,000 8/25 (借)売掛金 60,000 (貸)契約資産 25,000 売 上 35,000
- イ 8/12 (借)契約資産 25,000 (貸)契約負債 25,000 8/25 (借)売掛金 60,000 (貸)売 上 60,000 契約負債 25,000 契約資産 25,000
- ウ 8/12 (借)契約資産 60,000 (貸)売 上 60,000 8/25 (借)売掛金 60,000 (貸)契約資産 60,000
- エ 8/12 (借)契約資産 60,000 (貸)売 上 25,000 契約負債 35,000 8/25 (借)売掛金 60,000 (貸)契約資産 60,000 契約負債 35,000 売 上 35,000
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正解:ア
解答:ア
収益認識会計基準では、履行義務を充足(商品引渡し)した時点で収益(売上)を認識する。一方、代金請求は「BとC両方を引き渡した後」という条件付きなので、Bだけを引き渡した8/12時点では「無条件の対価請求権(=売掛金)」はまだ生じていない。このような対価を受け取る権利のうち時の経過以外の条件(残りの履行)が付くものは契約資産で計上する。
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8/12:Bを引渡し、Bの履行義務充足。売上25,000を認識するが請求権は条件付きのため「契約資産25,000/売上25,000」。
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8/25:Cを引渡し、両商品の引渡しが完了して請求権が無条件に確定。Cの売上35,000を認識するとともに、契約資産25,000を売掛金へ振り替える。「売掛金60,000/契約資産25,000・売上35,000」。
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ア(○):上記のとおり契約資産→売掛金への振替を正しく表す。
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イ(×):8/12を契約負債で計上している。契約負債は先に対価を受け取った(前受)場合の科目で、ここは商品を先に引き渡しており契約資産が正しい。
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ウ(×):8/12にB・C合計60,000の売上を一括計上しているが、Cはまだ引き渡しておらず収益認識できない。
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エ(×):8/12にCの売上35,000を契約負債で計上(または売上計上)しており、Cの履行義務未充足の段階で誤り。
よって ア。