第17問
設備自動化のための投資案A、B、Cの割引回収期間を計算したところ、表1の 結果が得られた。さらに、投資案を分析するために、投資案A、B、Cの中から任 意の2つ(例えば、案Aと案B)を選んで初期投資額の差と経費節減額の差をとった 追加投資案の割引回収期間を計算したところ、表2の結果が得られた。 各投資案の正味現在価値利益PA、PB、PC を大きい順に並べたときの順序とし て、最も適切なものを下記の解答群から選べ。投資の計画期間は10 年間とする。 表1 各案の初期投資額、年々の節減額と割引回収期間 投資案 初期投資額 自動化による 年々の経費節減額 割引回収期間 A 1,500 万円 380 万円/年 4.9 年 B 2,000 万円 450 万円/年 5.7 年 C 3,500 万円 700 万円/年 6.6 年 表2 追加投資案の割引回収期間 追加投資案 初期投資額の 差額 経費節減額の 差額 割引回収期間 B-A 500 万円 70 万円/年 11.0 年 C-B 1,500 万円 250 万円/年 8.5 年 C-A 2,000 万円 320 万円/年 9.0 年
- ア PA > PB > PC
- イ PA > PC > PB
- ウ PB > PA > PC
- エ PC > PA > PB
- オ PC > PB > PA
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正解:エ
解答:エ
割引回収期間を用いて投資案の正味現在価値(NPV)の大小を比較する問題。ポイントは「割引回収期間が計画期間(10年)より短ければ、その投資(または追加投資)のNPVは正、長ければ負」という関係である。追加投資案で2案の差を評価することで順序を決める。
- C−A:割引回収期間9.0年<10年。差額投資(C追加分)のNPVは正 → PC>PA。
- B−A:割引回収期間11.0年>10年。差額投資(B追加分)のNPVは負 → PA>PB。
- C−B:割引回収期間8.5年<10年。差額投資のNPVは正 → PC>PB(上記2つと整合)。
以上より PC>PA>PB の順。
- ア・イ・ウ・オ(×):上記の追加投資の符号関係と矛盾する。
- エ(○):PC>PA>PB。
よって エ。