第9問
下表の5つのJob が、ある1つの設備で作業を実施されるために、順番に到着し て待機している。ただし、納期は最初の作業を開始する時刻を起点とした値であ る。また、5つのJob は連続して処理される。 最初の作業が開始されてからすべてのJob の作業が完了するまでの期間におい て、各Job の作業待ち時間の合計値が最小になるディスパッチングルールを、下記 の解答群から選べ。
- ア 作業時間が長い順に作業する。
- イ 作業時間が短い順に作業する。
- ウ 到着が遅い順に作業する。
- エ 到着が早い順に作業する。
- オ 納期が早い順に作業する。
▼ 解答・解説を見る
正解:イ
解答:イ
1台の設備で複数Jobを連続処理するとき、各Jobの待ち時間合計(=平均流動時間)を最小にするディスパッチングルールを問う問題。1機械問題では、**作業時間が短い順(SPT:最短処理時間順)**に処理すると、総待ち時間(総完了時間・平均流動時間)が最小になることが理論的に証明されている。先に処理する作業時間が後続すべてのJobの待ち時間に加算されるため、短いものを先に出すほど累積待ちが小さくなる。
- ア(×):作業時間が長い順(LPT)は、長い作業が先に来て後続の待ちを大きくするため待ち時間合計は最大に近づく。
- イ(○):作業時間が短い順(SPT)。待ち時間合計が最小となる。
- ウ(×):到着が遅い順は待ち時間最小化と無関係。
- エ(×):到着が早い順(FCFS)は公平だが待ち時間最小にはならない。
- オ(×):納期が早い順(EDD)は最大納期遅れを抑えるルールで、待ち時間合計の最小化とは目的が異なる。
よって イ。