第16問
以下の図は、すべてのリスク資産と安全資産により実行可能な投資機会を表して いる。投資家のポートフォリオ選択に関する記述として、最も適切なものを下記の 解答群から選べ。
- ア 安全資産が存在しない場合、効率的フロンティアは曲線ABCD である。
- イ 安全資産が存在しない場合、投資家のリスク回避度にかかわらず、リスク資 産の最適なポートフォリオは点Cになる。
- ウ 安全資産が存在する場合、投資家のリスク回避度が高いほど、リスク資産の 最適なポートフォリオは曲線BCD 上の点D寄りに位置する。
- エ 安全資産が存在する場合で、かつ資金の借り入れができないならば、効率的 フロンティアはFCD を結んだ線となる。
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正解:エ
解答:エ
図は、縦軸が期待収益率・横軸がリスク(標準偏差)。F は縦軸上の安全資産、曲線ABCD はリスク資産のみで構成される投資機会集合、直線FCE は安全資産と接点ポートフォリオCを結ぶ資本市場線である。
- ア(×):安全資産がない場合の効率的フロンティアは、最小分散点より上側のBCD部分(上半分)であり、下半分(AB)は同じリスクでより低い収益率となるため非効率。曲線全体ABCDではない。
- イ(×):安全資産がない場合、最適なリスク資産ポートフォリオは投資家のリスク回避度に応じてBCD上のどこかに位置し、一点(点C)には固定されない。
- ウ(×):安全資産がある場合は分離定理により、リスク回避度にかかわらずリスク資産の最適ポートフォリオは接点Cで一定。回避度の違いは安全資産との配分(FC上の位置)で調整され、点Dに寄ることはない。
- エ(○):安全資産があり、かつ借り入れができない場合、接点Cより右側のレバレッジ領域(CE)は実現できない。よって効率的フロンティアは、Fから接点Cまでの直線部分と、Cから先のリスク資産フロンティアCDをつないだFCDとなる。
よって エ。