運営管理 R04年度 第5問

第5問

統計的検定に関する以下の文章の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最 も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、検定においては、下のt 表を使用す ること。 ある製品特性の平均値は65.5 である。この特性について、技術部門で新しい生 産条件を設定して実験し、9 個のサンプルを得た。その平均値は71.0、標準偏差 は9.0 であった。生産条件の変更によって特性の平均値が上がったか否かを、有意 水準5 %でt 検定したところ、検定統計量の値は A 。これより、生産条件 の変更によって平均値は上がったと B 。 t 表 自由度 上側5 %点 1 6.314 2 2.920 3 2.353 4 2.132 5 2.015 6 1.943 7 1.895 8 1.860 9 1.833 10 1.812

  1. A:1.833 以上となった    B:いえる
  2. A:1.833 より小さくなった  B:いえない
  3. A:1.860 以上となった    B:いえる
  4. A:1.860 より小さくなった  B:いえない
  5. A:1.860 より小さくなった  B:いえる
▼ 解答・解説を見る

正解:

解答:エ

母平均が上がったかを調べる片側t検定。検定統計量は t=(標本平均−基準値)÷(標準偏差÷√n)=(71.0−65.5)÷(9.0÷√9)=5.5÷(9.0÷3)=5.5÷3.0=1.833

自由度は n−1=9−1=8。t表より自由度8の上側5%点は1.860。 検定統計量 1.833 は棄却限界 1.860 より小さいため帰無仮説を棄却できず、平均が上がったとはいえない

  • ア(×):自由度を9(=n)と取り、限界値1.833と誤認。自由度はn−1=8。
  • イ(×):「A:1.833より小さくなった」が誤り。統計量はちょうど1.833。
  • ウ(×):統計量を1.860以上として「いえる」とするが、1.833は1.860未満で有意でない。
  • エ(○):A=1.860より小さくなった、B=いえない。自由度8・上側5%点1.860との比較として正しい。
  • オ(×):Aは正しいが、1.860未満なら有意でなく「いえる」は誤り。

よって

← 運営管理の一覧へ戻る