第32問
最寄品を主に取り扱う小売店舗における在庫管理に関する記述として、最も適切 なものはどれか。
- ア 1 回当たりの発注量が一定の場合、サイクル在庫は一定になる。
- イ 欠品を防止するために設定する安全在庫量は、需要量の標準偏差が2 倍になる と半分になる。
- ウ 定期発注方式を採用した場合、販売量を一定とすると、1 回当たりの発注量は 発注から納品までの調達期間が長くなるほど少なくなる。
- エ 定量発注方式を採用した場合、発注量の決定には発注間隔があらかじめ決定さ れている必要がある。
- オ 発注点と補充点を設定して発注する方式を採用した場合、1 回当たりの発注量 は販売量の増減にかかわらず一定になる。
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正解:ア
解答:ア
在庫管理の基本(サイクル在庫、安全在庫、定期・定量発注方式、発注点・補充点方式)の理解を問う。
- ア(○):1回当たり発注量が一定なら、発注のたびに同量を補充するため在庫が平均的に積み上がるサイクル在庫(周期在庫=発注量/2)は一定になる。適切。
- イ(×):安全在庫量は「安全係数×需要の標準偏差×√調達期間」で、需要の標準偏差に比例する。標準偏差が2倍になれば安全在庫も2倍になり、半分にはならない。
- ウ(×):定期発注方式で販売量一定なら、調達期間(リードタイム)が長いほど補充すべき需要量が増え、1回当たり発注量は多くなる。少なくなるは誤り。
- エ(×):発注間隔をあらかじめ決めるのは定期発注方式。定量発注方式は在庫が発注点に達したら一定量を発注する方式で、発注間隔の事前決定は不要。
- オ(×):発注点と補充点を設定する方式(s,S方式)では、補充点まで在庫を引き上げるため発注量は在庫水準に応じて変動する。一定にはならない。
よって ア。