企業経営理論 R03年度 第4問

第4問

G.ハメル(G. Hamel)とC.K.プラハラード(C. K. Prahalad)によると、コア製 品とは、コア・コンピタンスによって生み出された製品であり、最終製品の一部を 形成するものである。 このコア製品に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. コア製品で獲得したマーケットシェアが、最終製品で獲得したマーケットシェ
  2. を上回ることはない。
  3. コア製品のマーケットシェアを拡大することは、コア製品への投資機会の増加 につながり、コア・コンピタンスを強化する機会になる。
  4. コア製品は、特定の製品や業界につながっているものであり、複数の製品や業 界に展開することはない。
  5. コア製品を同業他社に販売すると、コア製品を販売した企業の最終製品の競争 力は低下する。
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正解:

解答:イ

ハメル&プラハラードのコア・コンピタンス論。コア製品(中間製品)のシェア拡大がコア・コンピタンス強化につながる、という論理がポイント。

  • ア(×):コア製品は他社にも供給される中間製品であるため、コア製品の世界シェア(生産シェア)は、自社最終製品のシェアを上回ることが十分ありうる(例:他社にも部品供給する)。「上回ることはない」は誤り。
  • イ(○):コア製品のシェアを高めると生産・投資機会が増え、技術・ノウハウの蓄積が進んでコア・コンピタンスが一層強化される。記述は適切。
  • ウ(×):コア製品は複数の最終製品・複数業界へ展開できる中核要素であり、「特定の製品・業界にしかつながらない」とする記述は誤り。
  • エ(×):コア製品を同業他社へ販売してもシェア拡大・技術蓄積を通じコア・コンピタンスを強化でき、必ずしも自社最終製品の競争力低下を招くわけではない。

よって

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