第3問
国民経済計算の概念として、最も適切なものはどれか。
- ア 国内総生産は、各生産段階で生み出される産出額の経済全体における総額であ る。
- イ 中間投入には、減価償却費や人件費を含まない。
- ウ 名目国内総生産は、実質国内総生産をGDP デフレーターで除したものに等し い。
- エ 名目国内総生産は、名目国民総所得に海外からの所得の純受取を加算したもの に等しい。
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正解:イ
解答:イ
国民経済計算(SNA)の基本概念を問う問題。付加価値と中間投入、名目・実質の関係を正確に押さえる。
- ア(×):国内総生産(GDP)は各生産段階で生み出される付加価値の総額であり、産出額(売上額)の総額ではない。産出額の総額には中間投入の二重計算が含まれてしまう。
- イ(○):中間投入は他企業から購入した原材料・燃料・サービス等であり、減価償却費(固定資本減耗)や人件費(雇用者報酬)は付加価値の構成要素なので中間投入には含まれない。正しい。
- ウ(×):名目GDP=実質GDP×GDPデフレーター。デフレーターは「名目÷実質」で求められるので、名目GDPはデフレーターで「除した」ものではなく「乗じた」ものに等しい。
- エ(×):名目国民総所得(GNI)=名目GDP+海外からの所得の純受取。したがって名目GDP=GNI−海外からの所得の純受取であり、「加算」ではなく「減算」の関係。
よって イ。